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Japanische Klassiker mit Furigana

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ごうがい

号外・少年の悲哀 他六編

国木田 独歩

Lesen Sie 号外・少年の悲哀 他六編 (ごうがい) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.066 Zeichen · 25 Bildschirme

Aozora Bunko

樋口も同じ事で、木村もついに「あの時分」の人となってしまいました。

先夜鷹見の宅で、樋口の事を話した時、鷹見が突然、

「樋口は何を勉強していたのかね」と二人に問いました。記憶のいい上田も小首を傾けて、

「そうサ、何を読んでいたかしらん、まさかまるきり遊んでもいなかったろうが」と考えていましたが、

「机に向いていた事はよく見たが、何を専門にやっていたか、どうも思いつかれぬ、窪田君、覚えているかい」と問われて、私も樋口とは半年以上も同宿して懇意にしていたにかかわらず、さて思い返してみて樋口が何をまじめに勉強していたか、ついに思い出すことができませんでした。

そこで木村のことを思うにつけて、やはり同じ事であります。木村は常に机に向いていました、そして聖書を読んでいたことだけは今でも思い出しますが、そのほかのことは記憶にないのです。

そう思うと樋口も木村もどこか似ている性質があるようにも思われますが、それは性質が似ているのか、同じ似たそのころの青年の気風に染んでいたのか、しかと私には判断がつきませんけれども、この二人はとにかくある類似した色を持っていることは確かです。