Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
のを五十枚ほど購めましたが、此の仏壇は子孫の代までも永く伝わる物でもあり、又火事に焼けてならんものですから、非常の時は持って逃げる積りです、混雑の中では取落す事もあり、又他から物が打付る事もありますゆえ、余ほど丈夫でなければなりませんが、丈夫一式で木口が橋板のように馬鹿に厚くっては、第一重くもあり、お飾り申した処が見にくゝって勿体ないから、一寸見た処は通例の仏壇のようで、大抵な事では毀れませんように、極丈夫に拵えたいという無理な注文でもございますし、それに位牌を入れる物ですから、成るべくは根性の卑しい粗忽な職人に指させたくないと思って、職人を捜して居りました処、親方はお心掛が潔白で、指物にかけては京都の利齋当地の清兵衛親方にも優るという評判を聞及びましたから、此の仕事をお願い申したいので、手間料には糸目をかけません、何うぞ私が先祖への孝行にもなる事でございますから、この絵図面を斟酌して一骨折ってはくださるまいか」
と仏壇の絵図面を見せますと、長二は寸法などを見較べまして、
長「成程随分難かしい仕事ですが、宜うがす、此の工合に遣ってみましょう…だが急いじゃアいけませんよ、兎も角も板を遣してお見せなさい、板の乾き塩梅によっちゃア仕事の都合がありますから」