Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
助「はい、承知いたしました……そんなら明朝板をよこすことに致しましょう……えゝ是は少のうございますが、御注文を申した印までに上げて置きます」
と金子を十五両鼻紙に載せて差出しますを、長二は宜く見もいたさずに押戻しまして、
長「板をよこして注文なさるんですから手金なんざア要りません、出来上って見なければ手間も分りませんから、是はお預け申して置きます」
助「左様いう事ならお預かり申して置きますから、御入用の節は何時でも仰しゃってお遣わしなさい」
と金子を懐中に納めまして、
助「これはお仕事のお邪魔を致しました……そんなら何分宜しくお願い申します、お暇というはございますまいけれど、自然浅草辺へお出での節はお立寄り下さい」
と暇を告げて助七は立帰り、翌日桑の板を持たせて遣りましたが、其の後長二から何の沙汰もございません。助七は待遠でなりませんが、長二が急いではいけないと申した口上がありますから、下手に催促をしたら腹を立つだろうと我慢をして待って居りますと、七月目に漸々出来上って、長二が自身に持ってまいりましたから、助七は大喜びで、長二を奥の座敷へ通しました。