Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
此の時助七は五十三歳で、女房は先年歿って、跡に二十一歳になる忰の助藏と、十八歳のお島という娘があります。助七は待ちに待った仏壇が出来た嬉しさに、助藏とお島は勿論、店の番頭手代までを呼び集めて、一々長二に引合わせ、仏壇を見せて其の伎倆を賞め、長二を懇にもてなしました。
四
助「時に親方、つかん事を聞くようだが、先頃尋ねた折台所にいたのは親方のお母さんかね」
長「いゝえ、お母は私が十七の時死にました、あれは飯焚の雇い婆さんです」
助「そんなら未だ家内は持たないのかね」
長「はい、嚊があると銭のことばかり云って仕事の邪魔になっていけませんから持たないんです」
助「親方のように稼げば、銭に困ることはあるまいに」
長「銭は随分取りますが、持っている事が出来ない性分ですから」
助「職人衆は皆な然うしたものだが、親方は何が道楽だね」
長「何も道楽というものあないんですが、只正直な人で、貧乏をしている者を見ると気の毒でならないから、持ってる銭をくれてやりたくなるのが病です」
助「フム良い病だ……面白い道楽だが、貧乏人に余り金を遣りすぎると却って其の人の害になる