Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
了簡か、それとも己の思違いで本当の親じゃア無いのか知らん、いゝや左様で無え、本当の親で無くって彼様なことをいう筈は無い、それに五十両という金を……おゝ左様だ、彼の金は何うしたか」
と内に這入って見ると、行灯の側に最前の金包がありますから、
長「やア置いて行った…此の金を貰っちゃア済まねえ、チョッ忌々しい奴だ」
と独言を云いながら金包を手拭に包んで腹掛のどんぶりに押込み、腕組をして、女と一緒だからまだ其様に遠くは行くまい、田圃径から請地の堤伝いに先へ出越せば逢えるだろう、柳島まで行くには及ばねえと点頭きながら、尻をはしょって麻裏草履を突かけ、幸兵衞夫婦の跡を追って押上の方へ駈出しました。此方は幸兵衞夫婦丁度霜月九日の晩で、宵から陰る雪催しに、正北風の強い請地の堤を、男は山岡頭巾をかぶり、女はお高祖頭巾に顔を包んで柳島へ帰る途中、左右を見返り、小声で、
幸「此方の事を知らせずとも、余所ながら彼を取立てゝやる思案もあるから、決して気ぶりにも出すまいぞと、あれ程云って置いたに、余計なことを云うばかりか、己にも云わずに彼様な金を遣ったから覚られた