Japanische Klassiker mit Furigana
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よじげんひょうりゅう
四次元漂流
海野 十三
Lesen Sie 四次元漂流 (よじげんひょうりゅう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.363 Zeichen · 128 Bildschirme
そして文学の素養も深くその方の話も熱情をこめて生徒たちにして下さるので、生徒たちは先生が大好きであった。
「はい、先生。僕の力ではとけない問題があって困っているんです」
道夫は、川北先生に話をする決心をして、こういいだした。
「君の力では解けない問題だって、代数かね、それとも力学の問題かね」
「いえ、そうじゃないんです。行方不明事件とお化け問題なんです」
「えっ、何だって。行方不明事件にお化けだって」
「そうなんです。先生も新聞でごらんになってご存じかと思いますが……」
と、道夫はそれから、お隣の木見雪子学士の行方不明事件と、昨夜雪子の研究室をのぞいて怪しい女の首を見た話をくわしくした。
「……お化けを見たなんていうと、先生はお笑いになるでしょうが、ほんとうに僕は昨夜この眼で見たのですよ」
道夫は、気がさすか、妖怪事件については特にそういって弁明しないではおられなかった。
「いや、私はお化けの話を聞いても軽蔑しないよ。お化けというからおかしく聞えるが、それを超自然現象といえば一向おかしくないし、大いに研究する価値のある問題だからね。何しろ現代の人類は自然科学についても、まだほんのちょっぴりの知識しか持っていないんだ。