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Japanische Klassiker mit Furigana

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そうせきしとわたし

回想 子規・漱石

高浜 虚子

Lesen Sie 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.187 Zeichen · 231 Bildschirme

Aozora Bunko

余は一時季兄を助けて芝に下宿を営んだ。それが緒についてから日暮里に間借をして家を持ち、間もなく神田五軒町に一戸を構えて父となった。余は最早放浪の児ではなくなった。出産の費用を得るために『俳句入門』を出版したり、小説めいたものを書いて今の『中央公論』の前身『反省雑誌』に寄せたりした。政教社と国民新聞から若干の給料を貰っていたがそれだけでは生計を支えるに足りなかった。

明治三十年の一月に伊予の松山で柳原極堂君の手によって俳諧雑誌が発刊された。それが実に我『ホトトギス』であった。計らずもこの原稿を認める日、在伊予宇和島の増永徂春君から左の手紙の写しを送って来てくれた。これは『子規書簡集』にも洩れているものであるからここに全文を掲げる事にする。これは『ホトトギス』第一巻第一号が出来た時の評言で当時の消息が大体これによってわかる。

『ほととぎす』落掌、まず体裁の以外によろしく満足致し候。実は小生は今少しケチな雑誌ならんと存じ「反古籠」なども少き方宜しからんとわざと少く致し候処甚だ不体裁にて御気毒に存候。さて編輯の体裁に就きて議すべきこと少からず、乍失敬アア無秩序にては到底田舎雑誌たるを免かれず候。