Japanische Klassiker mit Furigana
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
Lesen Sie 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.187 Zeichen · 231 Bildschirme
現今俳熱頗る高き故唯一の雑誌たる『ほととぎす』はかく無責任なるにも不関売口よき次第なるべけれど若し有力な競争者出でばこれを圧倒する事もとより難きにあらざるべし。仮令有力なる競争者が出来得ざるにせよ、敵なき故に怠るように見えるは尚更見苦しく存候。
次に述べたきは『ほととぎす』中にはまま楽屋落の様な事を書かれる事あり。これも同人間の私の雑誌ならとにかくいやしくも天下を相手にする以上は二、三東京の俳友以外には分らず随って興味なき事は削られては如何。加之品格が下る様な感じ致候。高見如何。虚子、露月が俳人に重ぜらるるは俳道に深きがため、その秋風たると春風たるとに関係なき也。天下の人が虚子、露月を知らんとするは句の上にあり。「頬をかむ」の「顔をなめる」のと愚にもつかぬ事を聞いて何にかせんや。方今は『ほととぎす』派全盛の時代也。然し吾人の生涯中もっとも謹慎すべきは全盛の時代に存す。如何。子規は病んで床上にあり、これに向って理窟を述ぶべからず。大兄と小生とはかかる乱暴な言を申す親みはなきはずに候。苦言を呈せんとして逡巡するもの三たび、遂に決意して卑辞を左右に呈し候。