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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちちゅうま

地中魔

海野 十三

Lesen Sie 地中魔 (ちちゅうま) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.599 Zeichen · 50 Bildschirme

Aozora Bunko

「なッ、なにをいう。何物かッ貴様は――」

「岩だ!」電話はハタと切れた。

理科大学の盛土

「岩だ。それ――」

と、命令一下、かねてこんなこともあろうかと用意して待っていた特別警察隊は、ラジオを備えた警視庁自慢の大型追跡自動車で、京浜国道を砲弾のように疾走して行った。

そのころ三吉と大辻とは、理科大学の新築場に立って首をひねっていた。

月島海岸から十台のトラック隊を追跡して行った二人は、思いがけなくも、本郷の理科大学の中へ着いたので驚いたわけだった。

そして、そこまで送ってくれた自動車の中から、一人の怪人物がノコノコおりてきたが、これがいま鉱物学者として世界に響いている、真鍋博士だったので、二度びっくりだった。博士はスタスタと研究室へ入ってしまった。

(二度あることは、きっと三度ある)

と諺にいうとおり、二人はとうとう三度目のびっくりにぶつからねばならなかった。

「この盛土はおかしいね」と三吉少年は叫んだ。

「そういえばおかしいね」と大辻も目をショボショボさせて叫んだ。「どうやらベルダンの要塞のような恰好をしている。欧洲大戦のときドイツの……」

「そうじゃないよ。