Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちちゅうま

地中魔

海野 十三

Lesen Sie 地中魔 (ちちゅうま) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.599 Zeichen · 50 Bildschirme

Aozora Bunko

「驚くなんてみっともないよ」

と三吉は大きい男をたしなめた。「僕たちは警視庁の連中よりは早く、事件の正体に向きあっているのだよ」

「事件の正体?」

「そうだ。これを御覧よ――」

そういって三吉は地盛をした一箇所に鋭い指を向けた。ああ、一体そこにはどんなに驚くべき事件の正体が暴露していたろうか。

怪盗の怪電話

世界に一つしか無い地底機関車の行方も判らねば、怪盗「岩」の行方も知れない。大辻珍探偵は、岩と月島海岸で言葉を交わしたが、気がつかなかった。駈けつけた少年探偵三浦三吉も口惜しがったが、すべてはもう後の祭だった。

岩は地の底へ巧みに作られた自分の巣窟に帰ると、いきなり部下を集めて下した大命令! さてどんな大事件が、「岩」の手によってこれから捲き起されようとしているのだろうか。

非常な早朝だのに、警視庁の大江山捜査課長のところへ、ジリジリと電話がかかってきた。

「ああ、もしもし。大江山ですが……」

「大江山さんだね」

と相手は横柄な口のきき方をした。

「大汽船エンプレス号が百万弗の金貨を積んで横浜に入港しているが、あれは拙者が頂戴するから、悪く思うなよ」