Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lesen Sie 地球要塞 (ちきゅうようさい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.834 Zeichen · 144 Bildschirme

Aozora Bunko

私は、オルガ姫をよんで、外に助けだされた。

「ふん、おどろかせおった。このマリ子という奴は、どこの国のスパイだろうか」

私は、マリ子の服を改めたが、彼女は悪心ぶかく、証拠になるような何物も持っていなかった。

私が、呆然として、顛覆した自動車に、腰をかけていると、後方から、数台の快速自動車が追いかけて来た。

私は、また敵が現われたかと、顔をしかめて痛む腰をあげ、オルガ姫を楯として、身構えた。

(第五列だ)

と思う間もなく、車は停った。

車上からは、十数名の軍人がばらばらと下りてきた。

「おお、黒馬博士。お身体に、お怪我はありませんでしたか。私は鬼塚元帥の副官であります」

そういって、りっぱな将校が、私の前へ、元帥の書面を出した。

“コノ者ニ伴ワレ、スグ来レ。鬼塚”

私は将校を見上げた。

「貴官は、本物でしょうな」

「田島大佐です」

「しかし、第五列が猖獗をきわめているようじゃありませんか。現に私は今……」

「申し訳ありません。私たちも、途中で、第五列部隊のため、妨害をうけたのです。もちろんそれは、プラットホーム付近で、博士を誘拐する目的だったのでしょう。とにかく、近頃めずらしい事件です」