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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいりきものがたり

大力物語

菊池 寛

Lesen Sie 大力物語 (だいりきものがたり) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.677 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

多勢の役人が、寄ってたかって連れ出そうとするが、ビクとも動かない。たちまち、役人を振りはらって国司に近づくと、片手で国司を引き倒すと、そのまま引きずって、国府の門外へ連れ出した。国司は、青くなって、「返す返す」と、悲鳴を揚げた。この女は、呉竹をねり糸のように、くしゃくしゃにする位強かった。ところがこうした強い女も、封建的な家庭制度には敵わない。良人の父母が云うには、国司を手ごめにした女を妻にしていては、お前はこの先、芽の出るわけはない。私達にも、どんなめいわくが、かかるかもしれない、早速離縁すべきだと。それで主人の郡長は、元々意気地なしだったと見え、父母の教に従って、たちまち妻を離縁した。

尾張の女は仕方なく、故郷へ帰って住んでいた。ある時、故郷を流れている川の南辺へ行って、洗濯をしていると、折から荷物を積んだ船が通りかかった。船の人々がこの女をからかった。あまり、しつこいので、「女だと思って馬鹿にすると、頬っぺたをなぐるぞ」と、いった。すると、船の人々は手んでに物を、女に投げつけた。

すると、女は怒って、川の中へはいると、舳をぐっと水の中へ押し入れた。