Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいこんとダイヤモンドのはなし
大根とダイヤモンドの話
小川 未明
Lesen Sie 大根とダイヤモンドの話 (だいこんとダイヤモンドのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.929 Zeichen · 8 Bildschirme
やっと、植木屋が、あちらの岩角に、光るものを見たという場所までたどりつきました。ちょうど空はよく晴れて日の光が、あたりにあふれていました。それは真夏の時分と違って、幾分か弱く、また暑さもひどく感じなかったけれど、深い谷河を隔ててあちらの岩をも日光は照らしていたのであります。
植木屋は、もしや、あの光るものが、いつのまにかなくなりはしないかと、心配でなりませんので、さっそくその方を見ますと、ちかちかとまぶしく光るものがあったのです。
「なるほど、あれはなんだろう?」
「不思議だ。」
「なんだろう。」
みんなは、その方を見て、頭を傾けていました。地主は、これを見ると、高い銭を使って、ここまでやってきたかいのあったことを喜びました。それにしても、あすこへは、どうしていったらいいだろう?
いままで、黙っていました、案内者の一人は、はじめて口を開いて、
「なにけい、光っているあれけい、ありゃ、岩の裂けめから水がわいているのだ。」と、ゆったりとした調子でいいました。
「え、水?」
「水か。」
「水だろうか?」
みんなは、あの光るものは、ほかのなんでもない、水であったとわかって、あっけにとられてしまいました。