Japanische Klassiker mit Furigana
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だいこのは
大根の葉
壺井 栄
Lesen Sie 大根の葉 (だいこのは) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.854 Zeichen · 50 Bildschirme
――健のお父さんはな、小んまいとき学校が偉ろてな、大学校まで行たんじゃけんど、今じゃ職がのうて、職がのうて、銭もうけがでけんがいや、え、健よ、お前もお父さん見たよになるなえ。豚はな、学校に行かいでもちゃんと銭もうけてくれるわいや。」
おばあさんは豚を見い見いしゃがんだ。健はおばあさんの肩に手をかけて、ん、ん、とうなずいていた。
「おばあさん、犬も大けになったら銭もうけるんよ。」
「いいや、犬は糞にもならんわいや、鶏ごろねんがけたりしてな。」
「ふーん、ほんな犬は馬鹿やのう。――ほんな猫は、銭もうけるんよ。」
「猫かいや、猫はもうけんけんど、ネズミ取ってくれる。」
「ほんなかしこいのう。――ほんならあ、うさぎは?」
健はうさぎのように両肘を小脇にあてて、手首をちょんと前に出し、もう豚に横を向けておばあさんと向かいあっていた。しゃがんでいるおばあさんと、立っている健の顔は並んで一尺と離れていない。健は真剣な顔つきで偉いものと、馬鹿なものの区別をした。おばあさんは、むずかしそうに首をかしげて考え考え答えた。
「うさぎか――ええと、そうじゃなあ。うさぎと。うさぎやどうやらもうけてくれるげな。