Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 178.374 Zeichen · 345 Bildschirme

Aozora Bunko

一休自筆の「狂雲集」というやつも見て、しきりに首をひねったり、その末期の書だというのをひろげると、

須弥南畔

誰会我禅

虚堂来也

不直半銭

東海純一休

と書いてある。同行の者がちょっと読みなやんでいるのを、道庵はスラスラと読んでしまいました、

須弥南畔

誰カ我ガ禅ヲ会スヤ

虚堂来也

半銭ニ直セズ

東海純一休

スラスラと読んでしまってから、慈姑頭を更に一倍振り立てて、

「諸方に一休の書と称せられるものが相当あるにはあるがね、あんまり感心しないよう。ところで、こいつはいいぜ、こりゃ、たしかに一休の書だよ。一休という奴ぁ、こういう字を書かなけりゃならねえ奴なんだ。これゃいいよ、句もなかなかいいよ。ただ、虚堂来也――素人はこれをキョドウと読みたがるが、いけねえよ、キドウと読まなくちゃいけねえ、ただこの虚堂来也がねえ、ちっとばかり小せえよ、道庵に言わせると、仏祖来也といきてえところなんだが、それはそれとして、この辞世の文句にもはじめてお目にかかるよ、一休名所図会(一休諸国物語の誤りならん)にも、辞世の句というのがいくつも出ているが、この文句は無え、名所図会のがニセ物で、これがホン物だ」