Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠10

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠10 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 285.635 Zeichen · 558 Bildschirme

Aozora Bunko

「どうです、すっかり人を釣っておいて、最後に突放した手際はあざやかなものじゃありませんか、ゆゆしく作り立てなさばやと心には思えども、いろいろ事足らねば、ただ竹を四本立ててぞいたりける……が旨いじゃありませんか」

兵馬もばかにされた思いをしながら、それでも行文の妙味に、少なからず感動させられたようです。

眼の前にころがる餅を取ることがおっくうで、三日の間、人の通るのを待っているという徹底した物臭ぶり。

それでも、鳥や、犬の横取りを怖れて、棒をもって、それを逐うだけの労は厭わず、三日目に馬上で来た役人をつかまえて、その餅を取らせようと試みたが、それが無効なので、さては天下にわれより以上の物臭がある、僅かに馬から下りて、餅を拾ってくれるだけの労をさえ厭う者がある、と感服していた男。

それが、ある大納言に見出されて京都へ上り、首尾よく勤め上げて、また信濃へ帰ろうとする時の話――

国への土産に、よい女房をつれて帰りたい。

よい女房を求めるには「辻取り」ということをせよと教えられて、清水のほとりに出でて、女の辻取りをやる。

侍従の局という、すばらしい女房をとっつかまえて、歌を詠みかけたりなんぞして、とうとうものにする。