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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

? するとこの私なども罪の一半を負う者として目されているのかな。ハハハ、それもよし、これもよし。

井上 ……ち、ちがいますか?

吉村 ちがうとは言っていない。世間一般の目というものは、その辺までしか届きはせぬと言うまでよ。第一、筑波の諸氏もことの成否を問わず志のために身命を賭してとの話だったが、それは表看板、まさか十が十成らぬと思って取りかかる馬鹿も居まい。すると、どのようなソロバンをはじいたれば幾分でも事が成ると思われたのか? どうです? 聞きたいのは、それだ。

井上 …………。

兵藤 フン。……(不愉快そうに立上って、縁側へ出て、刀を杖にして、黙って夜空を見上げる。吉村がハハハと笑う。兵藤と吉村を等分に睨んでいる井上。――間)……甚伍左、貴公にはたしか娘ごが居たはず、どうしているか?

甚伍 (兵藤がとてつもないことを言い出したので、井上と吉村に気がねをして)へい、まあ無事に……と申したいが、どうして居ますか、ハハハ。(と無意味に笑いながら目では吉村と井上の方を警戒している)

兵藤 ……ああ暗い。暗い空だ。……(チョイと間を置いて、立ったまま振返りもしないで不意に鋭い声で)井上! 先程からの貴公の言うこと、筑波の加多源次郎なども同じ意見か?