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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

――遥か遠くにかすかに銃声と、更に遠雷のように響く砲声一、二。……

戸口からフラリと入って来る仙太郎。

仙太 ……おお戻っていたのか、お妙さん。……どうしなすった? 顔色が悪い。

妙 仙太郎さん、その寄場の人達と言うのはどうなすったのすえ?

仙太 あんたも知っているのか。……ことわった。しかし、……帰ろうとは、どうしてもしねえ。

妙 ……では、あなたは筑波勢の方へ行くのは、スッカリやめてしまったのかえ?。

仙太 …………(あがりもしないで土間に突立っている)

妙 ……もともと、仙太さんが、どんな気で江戸から筑波へは行かずにここへノコノコおいでたか、それが私にはわからないのす。……

仙太 ……(何度も言いよどんだ末)それを言うのか。……それは、段六や、あんたに会いたかったから。

妙 それは、私だとて……。

仙太 え?

妙 しかし、しかし、今はそんな時でないのす。

短い間。

仙太 (依然としてお妙からはズッと離れた土間に立ったままごく無表情な姿のまま)……お妙さん、お前俺の女房になってくれるか?

妙 ……(のどが詰る)……あい、それは……。

仙太 待った、返事を聞く前に耳に入れとくことがある。