Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
咲 あい、お茶。
段六 おほっ、俺がもらってええか? 瀧三よ?
瀧三 あほ言うな、伯父さ。(もう芋を食っている)
五人、言葉少なに茶を飲み芋を食う。
仙太 お妙、おかいこはどうだ?
妙 あい、今の分ではよかろうて。二番さんがあがるのが後四日じゃ。お前さん、暑そうだが、肌ぬいだら。
仙太 うむ……。(片肌をぬぐ。散々の疵痕である)
間――五人静かに、食い飲む。
瀧三 お父う、虎雄なあ、さっきの……。もしかすっと、ホントに……。
仙太 うむ……。
段六 (早耳に入れて)あんだとう? 虎雄がどうしたと? 帰って来たのか、虎雄が? あん野郎め! 自由党が聞いて呆れらよ。よけいなヤジ馬のしっぽに乗りやがって! 百姓はタンボをやってればそれでええのじゃ! 近頃の若えもんの了見てえもんは俺にゃわからねえて! 正造にしても兼八にしても同じだ! のう仙太公!
仙太 うむ。……だが、それもよかろうて。何でも自分の目で見てみたらええのだ。
段六 あんだとう? そうだろうが、のう? どうせ御一新の時に立廻り方がまずくって甘い汁の吸えなかった連中が、甘い汁を吸ってる連中をそねんでいるのだ。うん。