Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
瀧三 だども……平松の旦那にあんねなこと言うてもええのかあ、お父う?
仙太 ふん。ああに、あれでええさ。アハハ。(段六の耳に口を持って行って)段六公、平松の旦那ちの地所は、どれくらい有ったかなあ?
段六 平松かあ? そうよ、今日びでは、三十町はくだるめえて。この辺一帯、微碌旗本の田地で荒れ放題になっていた奴ば、二足三文で買いしめた上に、その後、金ば貸しちゃ、借金のかた流れで大分手に入れたかんなあ。御一新前から平松の旦那と言やぁ剛腹で鳴らした金貸しだあ。今にロクな目にゃ会うめえて。だが、なんだぞう、仙太公、旦那衆にタテえ突いちゃ、此方が損だぞう!
仙太 (笑って)段六公の馬鹿野郎。
段六 あんだとう?
仙太 あべこべだ。黙っていれば損をすっからタテ突くだ。地主と小作人が仲好くなることぁ未来永劫ありとしねえとよ!
段六 よく聞えねえ。そ言ったもんだろかい。アハハハハ、さ、やろか。
仙太 やろかな。(三人田へ入りかける)
段六 (仙太郎の肩を笑ってこずきながら)仙太公、今あ、えら、いばったぞう! 久しぶりに、筑波以来の斬られの仙太だべえ。うふん、こら、お妙さんに見せたかったてえ!