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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

百姓町人に利ける口の持合せはねえときまった。旦那、どうせ初手から横に這おうと腹あすえています。

加多 百姓町人に? うむ。その百姓町人に口が利けたらどうするのだ? 百姓町人が飛出してやれる仕事が有ったら、貴様どうするのだ?

仙太 御冗談を。アハハハハ。お士の天下だ。

加多 ……よし! では、その寺箱から胴巻ぐるみソックリここに置いて行けと言ったら何とする?

仙太 何だと※(疑問符感嘆符、1-8-77)

加多 見ろ、何とするのだ?

仙太 ブッタ斬るまでよ! と言いてえが、恩を着たお前さん方だ、もう、あやまるからいい加減に御冗談は置いて下せえ。

加多 真壁の仙太郎!

仙太 何っ!

加多 とか言ったな、お前の眼は五寸先は見えても一尺先は見えないのだ。その金を持って飢えて泣いている百姓の子を何十人、助けに行くとも言った。金打、嘘だとは思わぬ。したが飢えて泣いているのは、天下、その何十人だけだと思っているのか? 馬鹿っ!

仙太 アハハ、何を言うかと思やあ、大ザッパな話をしなさる。あたぼうよ、今時に朝夕泣いていねえ百姓なんどザラにゃ居ねえ、百も承知だ。しかし見ても知れよう、こんな業態だ、ならずもんだ、俺ぁ、ならずもんの腕で出来るだけのことをするだけだ。