Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
見つかりは見つかっても死んで見付かった。殺されていたのだ。それまでどこにウロウロしていたのか、仙エムどんは結城様の藩兵につかまって、いやおうなしに縛られてさ、あんでも、天狗退治の軍の仕度の軍夫に使われていたて。それをあんでも後で聞けば天狗党がやって来て佐分利の縄手で、兵糧米の俵かついだまま軍夫を三十人からブチ斬って米持って逃げたて。その斬られた軍夫の中に仙エムどんが居たのでええす。さ、それを引取りに行くわ、後始末をする。それから自分田地の段取りも付けとかなきゃならず、あれやこれやここへ来るのが延び延びになって俺ぁヤット一月前にやって来たて。仙太公のありかがわかれば、俺達こそ会いてえ、人に訊ねたりして捜しているくらいだ。……全体仙太公と言う男は因果な男だて。そうして仇だなんど付けねらわれるかと思いば、あれほど恋いこがれていた実の兄が殺されたのも知らねえで、どこをホッツキ歩いているのか、つまらねえバクチ打ちなどに……。
長五 恐ろしくベラベラ喋る野郎だ、もういい。おいお妙さん。この男の言うことぁ定かね?
お妙 それに違いございませぬ。私もおっしゃるように甚伍左の娘、嘘は申しません。