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Japanische Klassiker mit Furigana

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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

Lesen Sie 寄席囃子 正岡容寄席随筆集 (ずいひつ よせばやし) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.259 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

や「桑名の殿さま」に全面目があると思う。昨今では当代のかしくが哀愁的ですが、訛りのあるのが惜しいことです。ずぼらを慎めば小半治がかなりのものなのに。

大阪では、先代の千橘(立花家)が懐かしまれました。例の下五に入れ撥の入る独特な都々逸で、たとえば、

※(歌記号、1-3-28)打つも叩くもお前のままよ

惚れたんじゃもんの好きなんじゃ

入れ撥はここであしらわれて、さて、

……もんの……

と結ぶのです。

同じ節廻しのを、隠退した圓太郎(橘家・五代目)がやり、さらに、その弟子の小圓太がやり、ある場合、小圓太節とさえいわれていますが、それぞれにおかしい。――圓太郎はあの鉄火な美音だし、さりとて小音ですがれたところに哀感のある小圓太のもまた捨てがたいと感じます。

大阪の噺家では、林家染丸(二代目)が傷毒がかったしわがれ声で歌う都々逸が、かんじんのこの人の噺よりもいい。よしこのとか、そそりとかいった味で、

※(歌記号、1-3-28)舟じゃ寒かろ着てゆきゃしゃんせ

わしが部屋着のこの小袖

などをうたわれると、哀切で、古風で、いかにも遠い日の浪華の世相が考えさせられる……。