Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
Lesen Sie 将来の日本 (しょうらいのにほん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.399 Zeichen · 240 Bildschirme
剣によって千里を横行し、その主義の邪正を問わず、その手段の善悪を論ぜず、ただ行険の事業をなすの快活なるを知らざるにあらず。吾人は実に世に容れられんと欲せば、他人の思うごとく思い、他人の言うごとく言い、他人の行なうごとく行なうの得策たるを知らざるにあらざれども、ただいかんせん、吾人は天を欺き、人を欺き、かつ自個を欺くあたわざるをいかんせん。たとい吾人にしてみずから欺かんと欲するもかの愛国義胆なる吾人が先輩に対してむしろ内心に恥ずることなからんや。これ吾人が今日において不肖を顧みず、戟を抜き、隊を成し、区々の意見を陳述せんと欲するゆえんなり。かのブライト氏は曰く、
余はこれを信ず。いやしくも徳義の基礎によりて立つにあらざるよりは国民の永久不滅なる隆盛繁栄は決して望むべからざることを。余は武力の雄大なると、武備の赫々たるとに向かってさらに意を注ぐことなし。ただ余が意を注ぎ造次顛沛もつねに忘るるあたわざるものは余とともに生活する人民の境遇これなり。おもうに大英国において何人といえども、いまだ余がごとく帝冠および王政をば不敬の語をもってこれを語ることを欲せざるものあらざるべし。