Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Lesen Sie 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 163.270 Zeichen · 325 Bildschirme
があると表を掃いたり、ごみ箱のそばの雑草を引っこ抜いたり、一坪ほどの何ひとつ植っていない庭へザブザブ水をやったりした。
圓朝が御飯をたべていると、後へ廻って団扇で煽ぐのもきっとこの小勇だった。そうしては萬朝のどじで間抜けなことを、何彼につけて悪しざまにいった、聞きかねて圓朝のほうがなだめだすまで。
「なんのお前、萬朝のほうがどじでもよっぽど無邪気でいいんだよ。あの小勇の奴ときたらお前さんがでかけてしまうとすぐにグーグー高鼾さ。ほんとにお前あの二人がいっしょになるとちょうどいいんだねえ」
二人きりになると母親のおすみは、つくづくこう圓朝にいった。
思いがけなくできた二人の弟子。
それは若い圓朝を、いよいよ勉強させる基となった。
俺はこんな若くて二人も弟子があると自惚れる前に圓朝は、二人も弟子のあるこの俺がデレリボーッという心持になっちゃいられない、早く早く真打にならなきゃ……。
そう考えては、一心不乱に勉強した。
二十一日の金龍寺墓参はもちろん、そののちもズッとかかさず、つづけた。
まだ若輩のところへ、喰潰しの弟子が二人もきて、いよいよ暮らしは苦しかったから、依然門番への心づけはやれず、そのたんびきまりの悪い思いをしてかえってきたが、それでも何でも月にいっぺん、親しく大師匠の墓前へ立って、まるで生きている人