Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ことりときょうだい

小鳥と兄妹

小川 未明

Lesen Sie 小鳥と兄妹 (ことりときょうだい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.846 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

町からはなれて、静かな村に、仲のいい兄妹が住んでいました。

兄を太郎といい、妹を雪子といいました。二人は、毎月、町へくる新しい雑誌を買ってきて、いっしょに読むのをなによりの楽しみとしていました。

ある日のこと、二人は、雑誌を開いて見ていますと、その月のには、美しい花や鳥の写真がたくさんに載っていました。

「まあ、きれいだこと、兄さん、この鳥は、よく見る鳥じゃありませんか。」と、雪子はいいました。

その鳥は、すずめほどの大きさで、くびのまわりが紅く、まことに美しかったのであります。

「ああ、この鳥は、よく庭の木にやってくるうそという鳥だ。こちらにはたくさんいて珍しい鳥でないけれど、東京へゆくと、この鳥は少ないとみえて、たいせつに飼われるのだね。」と、兄はいって、雑誌に書いてあることを妹に読んで聞かせたのです。

このとき、うそが、ちょうど庭の木にきてとまっていました。兄と妹が、雑誌を開いて、自分の写真を指さしながら、話をしているのをじっとながめていました。鳥というものは耳ざといものでありますから、二人の話はなんでもよくわかりました。そして、目もよくききましたから、二人が、窓の下で見ている雑誌の絵もわかりました。