Japanische Klassiker mit Furigana
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ことりときょうだい
小鳥と兄妹
小川 未明
Lesen Sie 小鳥と兄妹 (ことりときょうだい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.846 Zeichen · 4 Bildschirme
いい風が、そよそよと吹くので、ぐっすり眠ってしまったが、俺を起こしたのは、何者だ?」と、電信柱は、不平をいわずには、いられなかったのです。
「私ですよ。いつか、あなたから、おもしろい話を聞かせていただいたことのある、旅の小鳥です。」
「ああ、そうでしたか。まだおまえさんたちは、北の国へ帰らないのですか。あの雲をごらんなさい。これからは、だんだん暑くなります。そして、日中の旅が困難になりますよ。」と、電信柱がいいました。
「私だけは、故郷へ帰らないと思うのです。それで、あなたにお聞きしたいと思うのですが、どこかの国で、自分たちを大事にして飼って、もてなしてくれるところがあるということですが、ほんとうでしょうか。」と、うそはたずねました。
すると、電信柱は、脊伸びをしながら、
「それは、ほんとうのことらしい。いつか、下の街道を通る旅人が、いろいろ小鳥の名をいって、金になるなどといっていたが、たしかその中におまえさんの名もあったと思う。」と答えました。うそは、体じゅうが熱く、赤くなったように感じました。
「電信柱さん、そこへはどうしてゆけるか、教えてください。」