Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
思うと、だれもみな一まつの不安を感ぜずにはおられなかった。
イバンスは、敵襲のばあいの防備をするために、洞の内外を巡覧した。洞はニュージーランド川に面し、平和湖の浜を左にひかえている。窓は矢間の用をなし、ここには二個の大砲と、八個の旋条銃が用意されているほかに、なお多くの武器がある。
武器、弾薬、食料の豊富、それだけをたのみに、死守するよりほかに道がない。
しかしかれら七名は、全部凶悪なものばかりだろうか。
「かれらのなかでホーベスは、良心を持っていると思いますが」
とケートはイバンスにいった。
「いやホーベスは最初は善心であったが、いまでは良心がなくなっています。現にぼくが逃走のとき、かれは追跡発砲しているのです」
とイバンスはケートのことばを一蹴した。
少年たちはじゅうぶん用意をととのえて、敵のくるのを待ちうけた。幼年組はほとんど川辺にさえ出ないで、左門洞で息ぐるしい日をくらした。
数日は経過したが、海蛇たちは、ひとりとしてすがたをあらわさなかった。
イバンスはじめ少年たちは、これをふしぎに思っていたが、ある日、イバンスはこつねんとしてゴルドン、富士男、ドノバンをまねいて語った。