Japanische Klassiker mit Furigana
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あずさがわのじょうりゅう
山岳紀行文集 日本アルプス
小島 烏水
Lesen Sie 山岳紀行文集 日本アルプス (あずさがわのじょうりゅう) von 小島 烏水 (こじまうすい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.795 Zeichen · 274 Bildschirme
のではないかという話である、偃松の仲間入は最もおもしろい。
農鳥山の鳥形の美わしいことを、自分に説いてくれたのは、前に引合に出した友人N君である、N君は早稲田文科の出身で、創作に俊秀の才を抱きながら、今は暫く峡中で書を講ずるの人となっている、自分はN君の通信から、ここに二通を抜く、殊に手紙に添えて、送られたN君のスケッチは、頗る緻密なもので、小さい雪の班点まで、洩らされなかったのであるという。
白峰より彼鳥を奪わば、白峰は形骸のみとならんとまで、この頃は飽かず、眺め居候、……白峰の霊を具体せるものは、誠にこの霊鳥の形に御座候、前山も何もあったものにあらず、東南富士と相対して、群山より超越せる彼巨人の額に、何ものの覆うものなく、露出せる鳥の姿、スカイラインよりは、僅に一尺も低かるべきか、農鳥の農の字が平野的にて、気に入らず、また決して鶏とは見えず、首長きところよりも紛う方なき水鳥に候、埴輪の遺品に同じ形の鳥と見給うべし、水掻きまであり、高さここより見て、一間も候べきか、甲府附近を、最も観望宜しき場処と存候。
誠に晩春より初夏へかけ(ここの赤裸々となるは、夏期わずかの間に候)最も歴々と仰がるべく、夏にても、形は明確に、白雪山を埋むる今にても、こを恋人とせる