Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひだりぎっちょのまさちゃん
左ぎっちょの正ちゃん
小川 未明
Lesen Sie 左ぎっちょの正ちゃん (ひだりぎっちょのまさちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.766 Zeichen · 6 Bildschirme
正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。まりを投げるのにも、右手でなくて左手です。
「正ちゃんは、左ピッチャーだね。」と、みんなにいわれました。
けれど、学校のお習字は、どうしても右手でなくてはいけませんので、お習字のときは妙な手つきをして、筆を持ちました。最初、鉛筆も左手でしたが、字の形が変になってしまうので、これも右手に持つ癖をつけたのです。
お母さんは、困ってしまいました。
「はやく、右手で持つ癖をつけなければ。」と、ご飯のときに、とりわけやかましくいわれました。すると、お父さんが、
「左ききを無理に右ききに直すと、盲になるとか、頭が悪くなるとか、新聞に書いてあったよ。だから、しぜんのままにしておいたほうがいいのじゃないか。」と、おっしゃいました。
こう、話が二つにわかれると、正ちゃんは、いったいどうしたらいいのでしょうか。それで、つまり、学校で字を書くときには、鉛筆や、筆を右手に持ち、またお弁当をたべたり、お家でみんなといっしょに、お膳に向かってご飯をたべるときは、はしを左手で持ってもやかましくいわぬということになったのです。そして、もとより、原っぱで、まりを投げるときは、左ピッチャーで、威張ってよかったのでした。