Japanische Klassiker mit Furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme
農民以外の者は、みな必ず農民に頼って生活せねばならなかったのです。農民はまた一方には、その生産の一部を租税として国家に提供し、国家を維持するの費用を供給します。したがって彼らのみが公民の資格を有し、いわゆる良民として認められました。いわゆる「農は国家の本」なるものです。
農民を一つに百姓という。昔は公民にはみな姓がありました。そこで一切の公民を総称して百姓といったのですが、その公民はただちにみな農民でありましたから、ついには農民をただちに百姓と呼ぶことになったのです。
百姓以外のものはすなわち非公民で、それには雑戸と賤民との別がありました。大化の改新に際して、従来の部曲たる半自由民が解放せられて、公民となった際にも、彼らは取り遺されたものなのです。
雑戸とは官庁に属して、工業その他の雑役等に従事するものです。官庁に属せぬもので、同じ職業に活きたものもむろんたくさんありましょうが、それらもやはり、公民の資格を得ることのできなかったもので、多くは落伍者がこれに従事したと思われます。したがってその身分は、もし人民を良民と賤民との二つに分けましたならば、むろん賤民の部類に属するはずですが、普通の賤民というのとは違って、まず良民と賤民との中間におりました。