Japanische Klassiker mit Furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme
、すなわち「サンカ者」の訛りであります。
あるいは同じ仲間に散所の者と呼ばれたものもありました。けだし浮浪民の生きんがために流れつくのは、必ずしも京都の如き大都会とのみにはかぎりません。縁を求めて所々の村落都邑の場末に小屋住居して、その村落都邑の人々によって、生活したものもかなり多かったのであります。それを散所の者と呼んだのは、各地に散在しおるの義であったかもしれませぬ。
つまりは河原者といい、坂の者といい、散所の者というも、もとは同一の社会の落伍者で、ただその住居の様子から、名を異にしたにすぎないのであります。そしてこの輩から、種々のいわゆる賤職者が出たのであります。いにしえこれらの賤職者を総称して下り者ともいったのは、けだし成り下り者の義で、普通民の落伍者となって、成り下った者だとのことであります。
鎌倉時代にできた『塵袋』という本には、河原者を「キヨメ」というとあります。「キヨメ」とは文字に「浄人」と書いて、京都の町の穢いものを掃除する人夫のことです。彼らは河原に小屋住居して、市街の掃除、汚れ物の片付けなどに従事し、いくらかの手当てを得て生活していたのでありましょう。