Japanische Klassiker mit Furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme
あるいは「清行僧」という語のあったことで、早く慶雲二年六月に「京畿内の浄行僧をして雨を祈らしむ」ということが『続日本紀』にみえ、天長五年六月には「清行僧三十人を野寺に屈し、大般若経を転読す。水害を防ぐなり」と『日本紀略』にある。さらに古くは持統天皇十年十月には、勅して毎年十二月晦日に、浄行者一十人を度すともあって、出家以前の浄行も問題になるものらしい。『正倉院文書』天平十年及び十四年の優婆塞貢進の解状にも、「船連次麿年卅浄行廿一年、星川五百麿年卅六、浄行十年」などあるのは、ただに女犯のことがないというばかりでなく、如法の戒律を保っていることをいったものであろう。天平十九年の『法隆寺資財帳』には、寺奴の中にも浄寺奴というのが一人みえている。この「浄行僧」に対して「智行僧」というのもあって、神亀五年十一月に、智行僧九人を選び山房に住せしむと『続日本紀』にある。ただに後の学侶・聖等の区別ばかりでなく、奈良朝頃からすでに、その行によって、法師にも浄行智行の分業があったものらしい。
智行僧のことはしばらく措く。浄行僧という語がすでに一方にあってみれば、その裏には必ず不浄行僧があったのである。