Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
ようにというお頼みでございます」
文「ウム」
女「私(わたくし)は他事(ひとごと)とは云いながら、命の恩人の敵(かたき)、すぐに飛びかゝろうかと思いましたが、先は剣術遣(つか)い、女の痩腕(やせうで)でなまじいな事を仕出来(しでか)して取逃すような事がありましては、御恩を仇(あだ)で返すようなものだと思い直しまして、何(ど)うしようかと案じて居ります矢先、御当家の御子息さんから、近頃私の家(うち)の隠居所に島から帰った侠客(おとこ)がいると聞いたことを思い出しまして、それとなくかまを掛けて聞きますと、確かに旦那様のようでございますから、直(す)ぐとは存じましたが、ひょッと途中で蟠龍軒に気取(けど)られるといかぬと思いまして、日の暮々(くれ/″\)に出かけてまいったのでございます」
という知らせ、情は人の為ならずとは宜(よ)う申したものでございます。
四十三
文治はお瀧の注進を聞きまして、飛立つばかり打悦び、
文「フーム、この十四日に蟠龍軒が權三郎方へ来るとな、辱(かたじ)けない、その大伴は十四日の何時(なんどき)頃来ますか、定めし御存じでしょうな」