Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだん
怪談
平山 蘆江
Lesen Sie 怪談 (かいだん) von 平山 蘆江 (ひらやまろこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.551 Zeichen · 7 Bildschirme
それから新派の英太郎君に聞いた話しで、病院の屍骸収容室で、真夏の頃、屍骸の腐敗を防ぐ為めにその室へ氷塊を持込む看護婦の耳へ、
「静かに静かに、落さないように落さないように」と云う声がどこからともなく聞こえたという話。
それから市川左団次門下の人の話に吉原の小見せへふりの客で上ったら、
「寝ているんですかえ」と云いながら屏風の上から胸まで出して覗き込んで云ったという怪しい女郎の語。
それから故人歌六が大阪のお茶屋の便所で出逢ったという怪談、これは、便所から出て手あらい場に待っている女中に向って「今何時だろうね」と云ったら、女中がまだ答えぬ中に、今出たばかりの便所の中に声あり「もう二時だよ」と云ったという話。
(平山蘆江『芸者繁昌記』一九三三[昭和八]年、岡倉書房、所収)