Japanische Klassiker mit Furigana
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けんせいにおけるよろんのせいりょく
憲政に於ける輿論の勢力
大隈 重信
Lesen Sie 憲政に於ける輿論の勢力 (けんせいにおけるよろんのせいりょく) von 大隈 重信 (おおくましげのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.643 Zeichen · 8 Bildschirme
〔帝国の将来の運命を支配する選挙〕
その時に、この選挙が現れたのであります。
〔帝国の将来の運命を支配する選挙〕
今、世界の強大なる独逸と、英国、仏蘭西、露西亜が連合して、今まさに戦いつつあるんである。帝国の地位は世界に大なる、今変化を与えつつあるんである。帝国の地位は疑いもなく、世界の最も進んだ文明国と共同の地位に達せんとしつつあるのである。
かくの如き時に於て、些々たる国内の外交、財政、あるいは国防その他の政治上に於て、党派的観察を以て争うとは何事ぞ。かくの如き者に向っては、自ずから輿論の大なる勢力が、これを破るという必要に逼っておるんである。またすべて今日までの党派の弊はだ、如何に強弁せんとしても、覆うべからざる弊は、到る処に存在しておるのである。これがこの選挙に臨んで、国民の覚醒を促すゆえんである。ここに於て輿論の大なる勢力はここへ現るることを望むんである。
国民が自覚して、自己の貴重なる国家に対する義務を充分に自覚すれば、この選挙の効は実に大なりと信じますのである。かくの如く、日本は過度期に立っておるのである。日本帝国の地位は、この一歩を誤れば、国の運命、国の安危栄辱のかかる大切なる時機であるという事は、国民も大いに自覚しなくてはならぬと私は信ずるのである。