Japanische Klassiker mit Furigana
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つめ
探偵クラブ 烙印
大下 宇陀児
Lesen Sie 探偵クラブ 烙印 (つめ) von 大下 宇陀児 (おおしたうだる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.509 Zeichen · 103 Bildschirme
つまり二人共に、同じくらい好きであり、同じくらい嫌いであることがある。それは、伯太郎達の邸へ、パパちゃんよりももう少し年の若い、佐々沼進一という小父さんが来ると、きっとそういうことになるのであった。
何故かというに、この小父さんは、邸へ来るなり、ママちゃんをすっかり独占してしまうし、ママちゃんもまた、この小父さんとばかり話をしていて、伯太郎達を、少しも寄せつけてくれないからであった。どういうものか、この小父さんが来る時には、パパちゃんの方は大抵お家にいなかった。パパちゃんは、大学校の先生をしていて、まア大抵は家にいないのだけれども、それでも一週間に一度だけは、朝から晩までお家にいる日があったし、その他の日だって、時によると大変早くお帰えりになっていることもあった。ところが、佐々沼の小父さんは、そうやってパパちゃんがお家にいる時には、決して邸へ来たことがなく、それでいて、来さえすればすぐにママちゃんのお部屋へ行って、そこで長いこと話し合っているのであった。
もっとも、こういう時には、その小父さんが帰ったあとで、ママちゃんは、いつもよりもよけいに伯太郎達を可愛がってくれたり、それから小父さんがお土産に持って来て下すったのだといって、いろんな玩具をくれることがあったので、自然ママちゃんがまた好きになってしまう