Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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つめ

探偵クラブ 烙印

大下 宇陀児

Lesen Sie 探偵クラブ 烙印 (つめ) von 大下 宇陀児 (おおしたうだる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.509 Zeichen · 103 Bildschirme

Aozora Bunko

無口な、ブッキラ棒な、怖いみたいな人だけれど、事業上の手腕は素晴らしいとかで、漆戸がすっかり信用しています。奥さんを去年亡くして、お淋しいようでもあるし、ここの家に同居していれば、事業上便利でもあり、それに喬子としては、漆戸以上に、喬子をじっと監視してくれる人が欲しい。それやこれやで、最賀さんに来て戴いたわけです。

自分で自分の心を信用出来ず、監視人を置くなんて、喬子も随分おバカさんネ。

でも佐治さん、何だか、ひどく恐ろしい人のように見え出して来たのだから仕方がない。あたしもお兄様の被害妄想狂にかぶれちゃったのかしら。お兄様の御病気は、近頃どうですの?

(兄より妹へ)

御手紙拝見。実に今度は、とりとめのない手紙だったね。私は三度も四度も、今度の君の手紙を読み返して見たのだが、どうも君の真意がよく解らなくて困っているよ。

というのが、君のいうことは、変に不自然じゃないか。

佐治に、君は好奇心を有っているといって、正直に告白しているようだが、その癖、ではなぜ佐治を遠ざけないのだ。佐治を恐れながら、彼の出入を相変らず許していたのじゃ何にもならない。

君は、何か嘘をいっているね。