Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
庄「はい大層お早くお帰りで、今日は此の様にお早くお帰りはあるまいと思って居りました……さア此方へお客様お這入りなさい」
傳「へいこれは何うも、御免なさい……おや庄吉さんか」
庄「や、こりゃア傳次さんか、いゝやア是れははや、何うも」
傳「何うした思い掛けねえ」
庄「何時も変りも無うて目出とうありますと」
傳「いやア何うも、何とも彼とも、お前にも逢いたかったが、彼れから行端がねえので」
典「庄吉手前は馴染か」
三十一
庄「いや馴染だって互いに打明けて埓くちもない事をした身の上で……まア無事で宜いな」
傳「何時此方へ来たのだえ」
庄「何時と云うてお前も此方へ何時来たでありますと」
傳「いや何うも私もからきし形はねえので、仕ようが無いから来たんだ」
庄「旦那妙なもので、これは本当に真の友達で、銭が無けりゃア貸して遣ろう、己らが持合せが有れば貸そうという中で有りますと」
傳「随分此の人の部屋で燻った事もあるのでねえ」
典「左様かえ、兎も角も」
と是から有合物で何かみつくろってと云って一杯始めると、傳次は改めて手を突き、
傳「私ア旅魚屋の傳次と申す者で、何うか御贔屓になすって……大層机などが有りますね」