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Japanische Klassiker mit Furigana

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つきよとうげ

文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会

水野 葉舟

Lesen Sie 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会 (つきよとうげ) von 水野 葉舟 (みずのようしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.285 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

これも友人が最近に見た正夢である。

○

十時頃にならねば眼が醒めぬという朝寝坊の友人が実見した事柄である。眼の醒める時分に眼を醒ますと、いつでも床の間に若い女の顔が見える。しばらくして始めて消える。しかもその顔は、曾て一度も見たことのない顔である。また、これとは変って、毎晩、恐ろしい男の顔を見る友人があった。その友人は、遂に辛棒仕切れなくなって、夜になると、友人の下宿へ行って寝た。

○

鹿児島の高等学校に行っておる自分の従弟が先日来ての話である。

夜中にその室の襖が開く、そうすると次の室が見え透く。不思議に思って翌朝その事を次の室の友人に話すと、那ことは知らぬという。その翌晩には友人がその室に寝たら、矢張前夜の通り、襖が開いてその次の室が見え透いた。そこで、その翌晩は二人がその室に寝たら、一人は矢張前晩の通り見たが、一人は非常に魘された。

○

熊谷のさる豪農に某という息子があったが、医者になりたいという志願であったから、鴻の巣の某家に養子に与った。医師の免状も取って、業も開き、年頃の娘を持つくらいの年になってから、重症に罹って、永く病床に呻吟した。