Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lesen Sie 新書太閤記 (しんしょたいこうき) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.758 Zeichen · 383 Bildschirme

Aozora Bunko

寡慾を示して、勝家にも、寡慾をすすめて来たものだ。そして信雄、信孝に多くを割当て、あとは山崎の弔合戦の功によるかの如き分割案の振り当てだった。

「……明日もあること。暑中の長評議とて、各※(二の字点、1-2-22)も疲れたろうが勝家もちとつかれた。この議は、あすとしてはどうか」

ついに勝家は保留として即答を拒んだ。それには、異議はない。夕陽もさして来て暑さはいよいよ苛烈だ。第一日は閉じられた。

次の日。大評定第二日目。

勝家は、妥協案をもって、

「かようでは、どうじゃな」

と、宿老たちに諮った。

夜前、勝家は、自身の家臣たちを集めて、宿所で鳩首談合して来たものだった。

が、秀吉は容れなかった。

きょうもまた、この分割案を挟んで、両者の対立が激化するかとみえたが、大勢はすでに秀吉に加担している。どう粘ってみても、結局、秀吉の云い条に拠らざるを得なかった。

午、ひと息入れて、やがて午すぎの未の刻を期し、その決定が諸将へ披露された。

配分に付せられた領地は、明智の闕国のほか、信長の直領地もふくまれている。

国分けの筆頭は、

信雄卿  尾州一円

信孝卿  濃州