Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
Lesen Sie 新編 近代美人伝 (上) (めいじびじんでん) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 129.076 Zeichen · 256 Bildschirme
その個条書きったら、ほんとにばかばかしくって、とてもあたしには、さようで御座いますか、承知いたしましたとはいえないのですもの。今度出しておいてお目にかけましょうね、その個条書きっていうのを、あたしはちゃんと取ってあります。あんまりおかしいから、あたしは立派に張って巻物にしておこうと思っていますわ。しかも、あたしは押しゃあしないけれど、立会人になった、立派なお歴々の判はおしてあるのですの」
「随分ばかげた事ではありませんか、そんな騒ぎをして、後に渡してよこした時は、七万からのものが五万いくらかになっていましたって」
と、しげ子さんもいった。私も、
「井上伯とか侯とかは、そんなばかばかしいことでもしていなければ用もなかったのでしょうか、一体まあ立会人ていうのが誰なのです。随分世の中には暇な人が多いと見えますね、たのまれもしないことを」
「本当に頼まれもしないことをです。残していって下さった方は、頼みもなんにもしないことなのに」
「やろうというのは、その者に充分につかわせたいからなのは分っているじゃありませんか。何だって余計なことをしたものでしょうね」
「本当に貴女の仰しゃる通りよ。