Japanische Klassiker mit Furigana
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いちかわくめはち
新編 近代美人伝 (下)
長谷川 時雨
Lesen Sie 新編 近代美人伝 (下) (いちかわくめはち) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.172 Zeichen · 277 Bildschirme
も浜子の古い仲良し友達で、朱絃舎の一員である人の、邸の表広間を借りることにした。
で、便次に、朱絃舎の門弟といえば、浜子の箏の耽美者である、最も近しい仲の人たちばかりだった。それらが密接なつながりで垣をつくり、師の芸を盗むどころか、師の芸は伝えられないものとしてあがめている。この、浜節子さんは、年少のころから片上伸氏たちを友人にもっていたような、浜子には学問の友達である。彼女が泊りがけで、箏の稽古に横浜まで来る時には、リの字のようにふとんを敷くのだと笑った。節子さんは娘時代には、一反半なくては、長い袖がとれなかったという脊高のっぽ、浜子は十貫にはどうしてもならなかったか細い小さな体だった。私の妹の春子も、泊り込みの通い弟子で、浜子のお母さんからは料理、浜子からは箏を、ずっと教えてもらっていた。
春のお魚は鰆、ひらめ、などと、ノートさせられて「今日午後六時の汽車にて帰す」と浜子が書き添え、認印を押してよこした年少のころ、浜子の母人はホクホクして、
「なんて可愛い、おとなしい子なのだろう。」
というと、浜子は、
「おしゃま猫が、いつまで猫をかぶるかしら。」