Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かえるのゴムぐつ

新編風の又三郎

宮沢 賢治

Lesen Sie 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.031 Zeichen · 84 Bildschirme

Aozora Bunko

*

次の日のひるすぎ、雨がはれて陽が射しました。ベン蛙とブン蛙とが一緒にカン蛙のうちへやって来ました。

「やあ、今日はおめでとう。お招き通りやって来たよ。」

「うん、ありがとう。」

「ところで式まで大分時間があるだろう。少し歩こうか。散歩すると血色がよくなるぜ。」

「そうだ。では行こう。」

「三人で手をつないでこうね。」ブン蛙とベン蛙とが両方からカン蛙の手を取りました。

「どうも雨あがりの空気は、実にうまいね。」

「うん。さっぱりして気持ちがいいね。」三疋は萱の刈跡にやって参りました。

「ああいい景色だ。ここを通って行こう。」

「おい。ここはよそうよ。もう帰ろうよ。」

「いいや折角来たんだもの。も少し行こう。そら歩きたまえ。」二疋は両方からぐいぐいカン蛙の手をひっぱって、自分たちも足の痛いのを我慢しながらぐんぐん萱の刈跡をあるきました。

「おい。よそうよ。よして呉れよ。ここは歩けないよ。あぶないよ。帰ろうよ。

「実にいい景色だねえ。も少し急いで行こうか。と二疋が両方から、まだ破けないカン蛙のゴム靴を見ながら、一緒に云いました。

「おい。よそうよ。冗談じゃない。