Japanische Klassiker mit Furigana
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かえるのゴムぐつ
新編風の又三郎
Lesen Sie 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.031 Zeichen · 84 Bildschirme
。ただ我等が為にこれを説き給えと。
疾翔大力微笑して、金色の円光を以て頭に被れるに、その光遍く一座を照し、諸鳥歓喜充満せり。則ち説いて曰く、
汝等審に諸の悪業を作る。或は夜陰を以て小禽の家に至る。時に小禽既に終日日光に浴し、歌唄跳躍して疲労をなし、唯唯甘美の睡眠中にあり。汝等飛躍してこれを握む。利爪深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし。則ちこれを裂きて擅に食す。或は沼田に至り、螺蛤を啄む。螺蛤軟泥中にあり、心柔にして、唯温水を憶う。時に俄に身空中にあり、或は直ちに身を破る、悶乱声を絶す。汝等これを食するに、又懺悔の念あることなし。
斯の如きの諸の悪業、挙げて数うるなし。悪業を以ての故に、更に又諸の悪業を作る。継起して遂に竟ることなし。昼は則ち日光を懼れ、又人及諸の強鳥を恐る。心暫らくも安らかなることなし、一度梟身を尽して、又新に梟身を得。審に諸の苦患を被りて又尽くることなし。で前の座では、捨身菩薩を疾翔大力と呼びあげるわけあい又、その願成の因縁をお話いたしたじゃが、次に爾迦夷に告げて曰くとある。爾迦夷というはこのとき我等と同様梟じゃ。われらのご先祖と、一緒にお棲いなされたお方じゃ。