Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひめくり
日めくり
壺井 栄
Lesen Sie 日めくり (ひめくり) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.884 Zeichen · 34 Bildschirme
ひろみが家にいたときには、さがし役だったし、それがまた得意のひろみだった。ひろみがいなくなって、やっとそれをめいめいのなすべきこととして習慣づけはしたものの、年とともに重荷に感ずるほど、忘れることが多くなっている。めがねだけのことではない。
「親なんてものはかわいそうね。夢中で子育てをして、少しはらくも出来ようかという時にはもう子供らはそばにいない。子供をあてにはできないとつねづね覚悟はしていても、年よって、からだがいうこときかなくなると、子供をたよりたくなるらしいわね」
「次第おくりだ。仕方がないよ」
こんなことをいっていた元子たちも、このごろの話題はだいぶ変ってきている。
「もしかしたら、孫のめんどうを見るようなことになるかもしれないわ。私、その覚悟なのよ」
「そうだね」
「山形をみてると、とうていこの先、三年も五年も生きられるとは思えないでしょ。子供はやっと幼稚園と、赤ん坊」
「かわいそうだよ。あれもこれも」
「山形さんみてると、私のぜんそくなんて病気の中に入らないみたい」
「そうでもないよ。おとどしから、半分は病院じゃないか」
「でも、病室に机もちこんで、仕事のできる病人ですもの。