Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
さるかにかっせん
日本の神話と十大昔話
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.605 Zeichen · 76 Bildschirme
その方がきっとたくさん、いいものが入っていたでしょうに。」
「まあ、そう欲ばるものではないよ。これだけいいものが入っていれば、たくさんではないか。」
「どうしてたくさんなものですか。よしよし、これから行って、わたしが重いつづらの方ももらってきます。」
と言って、おじいさんが止めるのも聞かず、あくる日の朝になるまで待たれないで、すぐにうちをとび出しました。
もう外はまっ暗になっていましたが、おばあさんは欲ばった一心でむちゃくちゃにつえをつき立てながら、
「舌切りすずめ、
お宿はどこだ、
チュウ、チュウ、チュウ。」
と言い言いたずねて行きました。野を越え、山を越えて、また野を越えて、山を越えて、大きな竹やぶのある所へ来ますと、やぶの中から、
「舌切りすずめ、
お宿はここよ。
チュウ、チュウ、チュウ。」
という声がしました。おばあさんは「しめた。」と思って、声のする方へ歩いて行きますと、舌を切られたすずめがこんども門をあけて出てきました。そしてやさしく、
「まあ、おばあさんでしたか。よくいらっしゃいました。」
と言って、うちの中へ案内をしました。そして、
「さあ、どうぞお上がり下さいまし。