Japanische Klassiker mit Furigana
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あゆむ
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
戸田 豊子
Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三) (あゆむ) von 戸田 豊子 (とだとよこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.183 Zeichen · 44 Bildschirme
三
」
老婆は骨ばった手で目を掩うた。
「昨夜ね、何時もこの辺をうろつく奴がお見舞に来たとか何とか言い乍ら、家へ様子を見に来たので、私ゃ散々に悪態を吐いてやりましたよ、家じゃ、**ひには用事がありません、そう言って追っぱらってやった。」
おふじは老婆の元気さに驚いた。
三
対策協議会は××並びに、××、××等を告訴することを決議した。
夜中、半鐘の音で目覚めた。文坊はとうにおふじの腕から外れて麦粉袋のように畳へ落ちかかっていた。添乳をしたまま転た寝したので、おふじの胸がすっかりはだかっていた。半鐘はとぎれとぎれに鳴り続けた。
村上は今夜も帰らなかった。用意のために敷いてあった彼の寝床がそのままだった。争議が始まって以来、殆んど本部へ泊りきりで――米櫃がおいおい空っぽになり相なのに、一銭の収入もないんだ――そんなことをおちおち考えているうちに、何時か半鐘も鳴り止んだ、隣り近所は何処も起きなかった。
朝だ。共同井戸のポンプが鳴った、パチパチ焚火のはねる音がした。朝だな、そう思った時、何時もの通りもっくり起き上ったが、何だかひどく勝手が違う気がした。そうだ、うちがいないんだものこんなに早く起きたって仕様がない――