Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.467 Zeichen · 14 Bildschirme
その間に、ハアここまでついちょる、と裸体の河村さん股を示す。「こりゃ早う避難せますじゃ、家がこけよる」「どうなろうかいの、こん丈水がおごっちょるのに、どうでわたれよう」恐慌的になる。西をあけてみたら、河村の軒下一尺五寸ばかりのところを濁水がどんどん走っている。背が立たない。東をみると、高い道路の上は風と雨の間に白く見えている。「出るなら裏しかない、階子ないかしら。何とかしたら裏から出られましょう」多賀子「この二階の階子つかったらよい」正一裸で水に入り、森サキの畑へ向って台所の屋根から階子かける。「さあみんなの着換と子供の一組ずつここへ入れなさい」リュックに入れて河村に負って貰い、母、友子、文子(一人ずつ子供)わたし、多賀子の順で屋根から出る、畑のところ水は膝の上までズブズブもぐる。路へ出たら五六寸ばかり。足の裏裸足なので痛い。とんだ事をしたと思う。寺の本堂で夜を明す(眠る)
寺で握飯をたいて(うちからもって行って)たべ、午ごろリュックを背負って下りる。ひどい。ひどい。「水の引いたあと」と惨めさをいうが全くひどい。薪がうんと流れた。塩も味噌もながれ、土蔵にもついている。