Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.467 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

一月十九日

一月二十日

一月二十一日

三度も四度も出入りしてゆっくり入る。実にいいこころもち、そして夕飯をたべ。九時頃気をもむのに寿いうことをきかず。駒込で下りたらもう市電なし(十時で終り)又日暮里まで。歩いて帰る。

S千葉の物価と危険とのために東京暮しを思い立って来ている。ぐらぐらしているので菅谷が来ても帰ろうとせず、時々疳が立つ。早く帰ってほしいと。しかし哀れでもあって辛棒する。どうしてそう疳にさわるところのある性質なのか。大成しにくい。大成に必要な一筋さがない。

一月十九日

巣鴨、

一月二十日

山崎へ速達

開成山へ速達

くすり送ってくれと来る。当分帰らぬつもりとよめた。

一月二十一日

この数日来夜警報が出ない。大阪、高知、その他へ八十位来てはいるが。不親切ものの親切のようであとのこわいことお話にならず。きょうから一週間月番。

Jさん、はかったり金をしらべたりすること上手で大助り、自分は相変らずの鳴動だから。千種孝の葬式。親身の心配をする者が一人もいない。ひどい病院寝台車の改造したものに襦袢一つにして白布もかけない棺をのっけて、そこへ定男という海軍の人と嫁の母が同乗(!)して出かけた。